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パッケージの作品紹介を読んで期待したほどのものではありませんでした。不動産のブローカーで半ばチンピラのような毎日を送っている青年が、ピアニストになりたいという夢を捨て切れずに最後のチャンスに賭ける、と簡潔に表せばそんな内容ですが、主人公のピアニストになりたいという情熱があまり感じられないため、クライムムービーとしてのストーリーが軸にあって、ピアノはおまけという印象しか残りませんでした。亡き母のマネジャーだった男が「お前は才能は豊かだ」と評していますが、映画を見る限りは、大して才能があるようにも思えません。オーディションで弾くためのたった1曲が、オーディション直前にようやく弾けるようになったというレベルで、プロの演奏家は無理でしょう…。あと、フランス人って、開放的なのね。