法廷モノというのは、如何に奇想天外な論戦を張って意外な結末を .. >(続きを読む)
法廷モノというのは、如何に奇想天外な論戦を張って意外な結末を引き出すかが面白いのであって、事前に落としどころが見えてしまったり種明かしされてしまうと楽しみは半減してしまいます。そういう意味では、本作はトム・クルーズ演じる弁護人が大佐から何を言わせようとしているのか先に分かってしまっていますので、ちょっとがっかりでした。でもそれをつまらないものにさせなかったのは、ジャック・ニコルソンの演技の為せる業だったかもしれません。トム・クルーズは青臭いながらも、やっぱいい男です(客観的に観れば)。本作では、ジャック・ニコルソン相手に健闘しているとも思います。