これからこの作品を観ようとする方に注意を促したいのは、本作に .. >(続きを読む)
これからこの作品を観ようとする方に注意を促したいのは、本作には神話の筋立てを変えているところが随所にあるということです。エディプス・コンプレックス等、神話上の固有名詞が心理学用語に使われたりするのも、普遍的な共通認識があるという前提に立っているからと思うのです。映画化する以上、エピソードの取捨選択、圧縮などを否定するつもりはありませんが、それにしても程度というものがあります。本作はその点で、はっきり言って「無茶苦茶」です。