<ネタバレ>今までみたリンチ作品は何回みてもわからない、いわゆる想像の余 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>今までみたリンチ作品は何回みてもわからない、いわゆる想像の余地というもので構成されているような錯覚さえいだくものがおおかった。が
今回は、シーンとシーンの合間が全く予想できない、という意味では、そういえるかもしれないが、EDのあまりにもありふれた幸せそうな人々といい映像で直接みたのをそのままうけいれていい映画だと思う。ありふれた日常から非日常にとびこもうとする主人公はいわゆる「普通の人」であり、父の急病は彼の非日常の導入であるが、ちょっとふとっちょな倒れる父がそれまでの彼の平穏無事な生活をうつしだし、たやすく私は彼に共感できる。最後、非日常に接したジェフリーは言う。「素人がでる幕でなかった」
なにより心がこもっているセリフだった。日常はたやすく非日常に転がる。