恐らく「エクソシスト」を楽しんだ多くの人は、悪魔対エクソシス .. >(続きを読む)
恐らく「エクソシスト」を楽しんだ多くの人は、悪魔対エクソシストの対決や、オカルト的な恐怖が印象に残っていると思います。だからこの「2」は、比べるなと言われても、どうしても続編を語ってるだけあって同様の恐怖を求めてしまいます。ルーツとか語られてもあんまり怖いとは思わないし、むしろ「霊、悪魔って怖いんだ」と思って観てる人が急にイナゴの話をされても「え?私、田舎で見慣れてますが」みたく興ざめしてしまう所があるんじゃないでしょうか。或る意味神がかり的に完成度の高かった「1」に比べ、説明過多で、話が蛇足的に感じてしまいました。リンダ・ブレアも普通の器量の悪い子って感じだし、映画のスケールもダウンしているなと思いました。カメラワーク、音楽はとても魅力的だったので、もっとシナリオを練り込んでオカルトホラーに徹底して欲しかったです。キューブリックがワーナーからこの作品の監督を打診され、すぐさま断っただけの事はあります。