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<ネタバレ>[2012/8/26追記]他のレビューを観ると、ファンタジー部分がすべてオフェリアの幻想(想像)だったという意見が多くてびっくりしました。自分はオフェリアの幻想ではなく映画の中では地下の王国が実在すると思っています。現実世界があまりに残酷だから地下の王国が本当であって欲しいとかいう希望的観測ではなく、物語中の様々なシーンでのイベントが地下王国の存在を明確にしていると思います。オフェリアは地下の王国で幸せに暮らしていると思います。そういうハッピーエンドな物語だと思います。[以下当初レビュー]物語の独特の雰囲気やストーリーはこれまでの映画にないものがありとても引き込まれる。印象に残ったのは、主人公の少女が様々な試練を乗り越えて、地中世界に戻る最後の条件として「赤ちゃんの血を数滴とる」に対して拒否し、門番の「地中世界にもどれなくていいのか?」に即座に「もどらなくていい」と答えたシーンがなんともいえない。どんなに欲するものであったとしても、決して譲れないものがあることを信念として彼女から感じられた。「俺にはあの少女のような信念があるか」と映画を観た後に自問してしまった。