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<ネタバレ>宇宙もの一筋だった『メンインブラック』シリーズに、ついにタイムマシーン要素が。007とドラえもんを足し合わせたような感覚。少し気になったのが、一作目までは地球に住むエイリアンたちにも人権(と言っていいのか?)のようなものがあって、エージェントたちは彼らの多様性を認めつつ共存しようと言うむしろ令和の今っぽい人間意識を感じたのですが、三作目の今回はエイリアンと見るや瞬殺してしまって、そういう意味でなんだか軽い映画になっているように感じました。一作目では殺されたのは地球に害をなすゴキブリエイリアンとゴキブリだけだったのに…。
あとタイムトラベルして時代が変わったからなんでしょうが、黒人だから、的なあの差別の空気感は私のような日本人にはピンと来ませんね。あーあの時代はそうだよねー、とはならない。世界に配信されるSF大作といえどそこはアメリカ映画ということですね。
Kの若かりし姿をした俳優、よく見つけましたね。Tommy Lee Jonesさんに若作りの特殊メイクでもしているのかと思った。あそこまで体格や顔の作りの条件がバチっと合うもんなんですね。
もはやベテランとなったJも風格のようなものを漂わせながらしかし生まれ持った軽快なテンポは忘れない良さがありました。
キャラクターには魅力、ストーリーには少しの違和感を感じつつ、『メンインブラック』シリーズとして楽しめたと思います。