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<ネタバレ>どうせ「プライベート・ライアン」の二番煎じ..二匹目のどじょう..だろ~って思ってたら..とんでもない!!TV映画とは思えないほどのクオリティーの高さ!ハリウッド映画のような、無駄なアクションも、クサイ演出も、いっさい無し!実話を基にリアリティーを追求した “正統派映画” でした!..人は、戦争で何をし、どのように戦い..どのように死に、そして生き残ったのか..大戦体験のない世代に淡々と語りかけます..1~10話それぞれ良く出来ていて、観ている者を飽きさせない..特に、5話「岐路」と7話「雪原の死闘」は、お気に入りですね~ バカ上官に代わって部隊を立て直し、味方との連絡のために敵の真っ只中を縦断(往復)してしまうエピソード、まさかと思う行動に、シビレました~ 筋書きのないドラマ!(真実に勝るものなし!) 最終話(インタビュー)のラストの一言も感動的でした(涙)..さらに、本作を評価したいのは、9話と10話の存在です!終戦間際から欧州戦線の戦後処理にかけてのエピソードは、とても興味深く、TVや映画ではなかなか語られることはありません..普通の戦争映画なら劇的なクライマックスの後、ブチッと画面は変わり→終戦→ハッピーエンド..(めでたしめでたし..)でしょう..地味になってしまいがちな、この2話を作品の中に加えていることに、本作の非凡さを感じます.. 最後に作品の内容とは関係ない話しですが、2時間前後の劇場用映画と、本作のような10時間にも及ぶTV映画を、同じ土俵に上げ優劣を付けるのは如何なものか?疑問です、本作は長編だけに、実に面白い!物語の奥深さ、背景、登場人物のバックボーンなど、丁寧に描かれ、とても魅力的な作品となっています..それに比べ、どうしても劇場用映画の方が分が悪い..そこだけは “強く” 言っておきたい! よって、本作の評価は間違いなく “10点” です!..が、敢えて1話毎の“平均点”を本作の評価としました...