様々な伏線が張り巡らされており、ユーモラスで、なんともロマン .. >(続きを読む)
様々な伏線が張り巡らされており、ユーモラスで、なんともロマンチック。金色の草原の何と美しいこと、戦場のなんと凄惨で惨たらしいこと、更に音楽も映像も美しく、役者の演技も活きている。‥‥‥素晴らしい映画に成り得る要素をそろえているのに、しかし残念、頭の回転の鈍い私は、途中でいくつかのストーリーを見失ってしまった。この物語のすべてを、スクリーンの前で理解できる人がどれくらいいるのだろうか?フランス語がよほど堪能な人ならばともかく、戦場の同じ様な軍服姿に加え発音の難解なフランス語の名前の数々。過去と現在が交錯するため、話の前後もややもすると分からなくなりがちだ。まだ観ていない人は、冒頭から一人一人の登場人物を暗記する心構えで観られることをお勧めしたい。登場人物さえしっかりと理解できれば、ひょっとしたらかなり当たりの作品に成り得たかもしれない。いつかもう一度観て、全ての伏線を完全に理解して、感動したいと思わせる作品だった。