<ネタバレ>とても「重い」映画であったというのが正直な感想。映画の起承転 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>とても「重い」映画であったというのが正直な感想。映画の起承転結を楽しむ人は、なかなか好きになれないのではないか。起承転結の「結」で全てを理解させるのではなく、映画全体にその意味を散りばめた絵画のように感じた。デル・トロもショーンも、ナオミ・ワッツも役所はぴったりで見応えがあったが、最後にショーンが自ら命を断とうとした意味や、21グラムという数字の意味は、私個人は理解するのに時間がかかりそうである。いや、その明確な意味を言葉にすることも出来ないのかもしれない。下のレビューにもあるとおり、映画全体を通して、その意味を訴えることにこの映画の目的があるのかもしれない。このレビューに投稿する皆様の解釈を、是非参考にさせていただきたい。映画全体で特に引き立っていたのはカメラワークの良さ。斬新なオープニングのデザインや、シーンの切り替わりは、この映画ならではの美しさとカッコよさが感じられた。