先ほど観終わりました。
はっきり言って大外れな映画でし .. >(続きを読む)
先ほど観終わりました。
はっきり言って大外れな映画でしたね。
リーマンショック前夜を描いたんでしょうが
結局の所、トレーダー同士の内輪話の域を出ていません。
実際のリーマンブラザーズ崩壊の時には政府やFRBが大きく関与して
「公的資金を注入せずに助けない事」を決定したらしいですが
そういう当局側との虚々実々のやり取りは微塵も出て来ません。
トレーダー=金の亡者、諸悪の根源
これでは全く納得できないんですよ。
みんなが知りたいのはその先や、思いもよらない裏側の論理です。
あと低予算なのかどうか知りませんが
出て来る場面が高層階のオフィスとニューヨークの空撮が殆どで
どうにも物語自体に広がり感が乏しく、無駄なシーンが多く
人物描写も底浅く、吐く台詞も陳腐この上ない。
基本的にあの金融危機が描き切れているとは到底思えません。
ケビン・スペイシー目当てで観た人は相当失望したでしょうね。
ともあれ、残念な映画でした。
それしか言い様が有りません。