先に「ベルリン天使の詩」に完敗したにも関わらず性懲りなく次に .. >(続きを読む)
先に「ベルリン天使の詩」に完敗したにも関わらず性懲りなく次に挑戦したのがこれでした。大丈夫でしたよこれは。映像もいいし、思わず魅せられてしまうシーンもいくつかあります。かなりハイレベルであることはミーハーな私にもわかりました。私はどうも映画に出てくるしょぼくれた中年男というのがけっこう好きみたいだ。私にとってハリー・ディーン・スタントンは腹の立たない、イライラしないダメ男の代表です。けれどこの作品の誰にも共感しないし、心にズシっとくるものもなかったです。あのおっかさん、ちゃんと子どもを守っていけるのかなあ、子どものほうが親に気ぃ使っていかなければいけないような感じね。私もあの子どもらしくない子どもには違和感を覚えました。作り手の都合のいいようにされてしまったのかなあ。あくまでも映画の中のことだから受け入れられるというタイプの話でした。