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<ネタバレ>正統派サスペンスかと思ったら、ちょっと違ってブラックユーモアなサイコパス映画でした。
夫婦役の二人はピタッとハマリ役でした。
前半の今に至るまでの説明部分が急ぎ足ぽくてちょっと粗いというか落ち着かないけど、エイミーの今が登場したあたりから本領発揮ていう感じ。
ほんとにいろんなタイプの登場人物がいて、それがテーマでもあるのかな?
スピーチとインタビューのシーンが何度か出てくるんだけど、本心なんて誰も言ってないわけで表と裏、現実と理想、虚構・・・なんか人間て怖いな信用できないなというシーンばっかり出てきます。
「完璧なエイミー」は完全にニックの前から去り、男女の愛憎訴訟のベテラン弁護士のひとこと「彼女を怒らせるな」これがキモですかね。なんだか「シリアル・ママ」のママを思い出しました。
ところで妊娠の有無でなんで状況が一転、ニックが疑われることになるの?よくいる普通のダメ男ってだけなんですけど。私、女だけどあんまりよくわからないです、アメリカの価値観?、
美しく気品のあるイカレ女って映画の中ではとても魅力的なキャラです、あくまでも映画の中でですけど。
アカデミー賞授賞式のロザムンド・パイクはどこそこの王妃といってもいいくらいステキでした。