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<ネタバレ>4~5年前にウディ・アレン特集みたいなのがあって、何本か録画したまま観てなかったです、ホアキン・フェニックスが出てることも知らなかった。あのテーマ曲がいいですね「The 'In' Crowd」っていうのね。
観てるうちに「夢と犯罪」をまず思い出しました。ラストのあっけなさも似てる。
私にとってアレン作品というのは登場人物の誰にも共感するわけじゃなく、完全に傍観者として事の顛末を眺めてるという感じなんですが、不思議と退屈しないし、とにかく結末が気になって見届けるまでやめられなくなるという魔法がかかってるような映画です。そしてとにかくドライ。
教授とジルとリタの三角関係もドライ、ていうか3人とも自分の心地よさだけで、早い話すんごい自己中だと思う。
3人の中でいちばんイライラしたのはジルなんですよね、私。可愛いけどうざいの。
いちばん目がいったのはホアキンのメタボなお腹、あれも役作りだったんでしょうか?
懐中電灯と歪んだ姿のラブシーンが皮肉でしたね。
観始めた時はナレーションの意味があんまりよくわからなくて最後まで観られるか不安になったけど、ジワジワ面白くなっていきました。