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オリジナルは未見なのが幸いしたのか、楽しく拝見いたしました。オールスターキャストといっていいこれは、主役クラスの大スターが同じ画面に一斉に出てくるというのが素直に嬉しい。ただジョージ・クルーニーとジュリアのエピソードは余分。この時お二人はプライベートでもデキていたみたいだけど、仕事に私的なことは持ち込まないでいただきたい。ジュリアの悪口はあんまり言いたかないけど、彼女ははっきりいって顔も演技も大味な女優なので、動きの多い「ガハハ」と笑うキャラは魅力全開なのだが、知的で品のいい大人の女を演じようとするとコケる。カジノの階段を降りてマットとブラピの前を通り過ぎるシーンのジュリアの歩き方は猫背で傾いてるみたいで美しくない。あとは、それぞれ自分の役割をきっちり演じていたと思う。マットが一番よかった。あのおじいちゃんソールでしたよね、すっかり騙されました。アンディ・ガルシアだけじゃなく観客も騙してやろうというところね。ジトジト、ギトギトしたヘンな暑っ苦しさがないのがよいです。俳優に演技指導としてカードを教えるシーンで「テレビから映画に変わるのって大変だろ?」とその俳優に聞くクルーニー。ニヤリ、クスっとしました。