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<ネタバレ>初見は「タップス」だったトム。出世作「トップ・ガン」で急に垢抜け、日本でもブレイクしたトム。日本人好みの外国人、しかし昔のアニメのヒーローみたいなルックスでアイドルという感じだった。それが「レインマン」という演技力が重要な映画に登場し、それまでのイメージを変えたように思う。オスカーを意識し始めたのもこの頃からなのかもしれない。作品のほうは自閉症というそれまでには扱われなかった題材でもあるし、ダスティン・ホフマンの演技、しかもロードムービーということで最後まで飽きることなく観られました。最初は自閉症の兄に対して、どう対応してよいのかわからず振り回されるトムでしたが、レインマンとは兄の名前レイモンドだったと幼いころの記憶が蘇るあたりから兄弟が心を通わせていく。このくだりはジーンとくる。最後はちょっとほろ苦く、それでも暖かい気持ちになれました。列車に乗り施設に帰る兄を見送るシーンは泣けた。