当時はジョン・キューザックとジェームズ・スペイダーの役どころ .. >(続きを読む)
当時はジョン・キューザックとジェームズ・スペイダーの役どころが逆と感じましたね。その意外性がまず見たくなった理由。嫌味で根性ワルというイメージが強かったスペイダーが正直でいいヤツ。青春モノで好感度アリだったキューザックがコンプレックスの強い野心家でいやなヤツ。性ワルでいやらしいキューザックが見たい方にお勧めです。政治がらみにしては二人とも若いから(特にベビーフェイスのキューザック)あんまり現実的ではないんだけど、でも見ていくうちにキューザックはやはり悪玉で正解だと思える。出世と成功を急ぐあまり見境つかなくなり、深みにハマっていくピーターは元々ボンボン顔のスペイダーより、どこかスネたような表情をもつキューザックが演じてこそだ。ラストが粋ですよね、このラストが用意されていることで、二人の確執、友情、成長の物語になっていると思う。劇場未公開というのがちょっと不思議です。