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このシリーズは、どれもかなり力入れてちゃんと作ってあるんだけれど、なぜか今一歩A級になれない残念なB級半ホラーなんだよな。
今回は、当節流行りの“ビギニング”もの。
もちろんコレも、一つの作品として十分なクォリティを持っています。
今回特に感じたのは、これから映画の脚本を書いてみたい、もしくは物語を書いてみたい、という人には観てほしい映画だな、ということ。
物語作りの初心者には物凄く参考になるはずです。
というのも、イイ意味でパクりだらけ。『ロミオとジュリエット』やら『ベン・ハー』やら
他にも何やらカンやら、いろんな所から欲しいシチュエーションを寄せ集めて上手くアレンジしてある。
しかも、欲張って下手にオリジナリティを出そうなどとしていないから、むしろキレイにまとまっている。
結局、オリジナリティを狙って下手に奇を衒うより、王道かつストレートなお話の方が観ていて好感が持てるワケで。
ホラーとしても映画としても、特に目新しさは感じないが、安心して観ていられる作品。