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<ネタバレ>実話を題材に……、という謳い文句は良くあるコトで、その大半が過分な脚色で実話とは大きくかけ離れてしまっているもの。この映画がどこまで実話に基づいているのかは知らないけれど、あんまりそこを信じちゃうのもどうかと思う。とは言え、映画自体は、少々極端だが、まあまあよく出来てる。実際に心理学的にどうであれ、映画にする以上何らかの事件は起こさなければならないわけだし、シチュエーションの性質上明らかに先が読めるストーリーも2時間退屈せずに観られるし。ただ主人公カップルが出会う件は不用だよね。べつに彼女の家庭環境や心理状態は話に絡んでこないし、婉曲的な伏線として閉所&暗闇恐怖症になった経緯にちょっと絡むくらいか? それにしたって、べつに端からいた長年付き合ってる彼女でも良かったワケで。彼女が主人公の部屋に入り込んでからの中途半端なエロも不要かと。まあ、この映画を観て、とくに「人間って怖いなぁ」とは思わない。限度を知らずにヤリ過ぎるバカ、引き際をわきまえないアホ、ってのはどこにでもいるからねぇ……。