マクマーフィは、あの状態で生きていたくないだろう。チーフの友 .. >(続きを読む)
マクマーフィは、あの状態で生きていたくないだろう。チーフの友情に
感動。そのチーフも病院から逃げ出して、カナダにたどり着いたとして
待っているのは差別と貧困の茨の道であろう。自由とはかくのごとく
厳しいものなのですね。「泥沼の自由か、檻の中の幸福か」の選択で、結局自分を含め、大多数の人は檻の中を選び、日々のつつましい日課
の下に自分の中の獣を押し隠して生きている。観る人皆にマクマーフィ
が「おまえはカナダに行くのか、それともここに残るのか」と
問いかけている作品。