初めて映画化の話を聞いた時から、「おいおい、今の日本であれだ .. >(続きを読む)[良:1票]
初めて映画化の話を聞いた時から、「おいおい、今の日本であれだけの原作を実写化して2時間に収められるのか!?」と不安に思ったが、悪い方に的中してしまった。DVDの日本語字幕機能がこれほどありがたく感じられた映画は初めてだ。効果音はデカいのに、セリフは何言ってるか全く分からなかった。確かに映像表現は頑張っていると思うが、この脚本はなんとも…。現場で「なんかこれ、マズいっすよねぇ」「あ、君もやっぱそう思う?確かにマズいよねぇ…」という不安は起こらなかったのだろうか。何を訴えたいのか、何を見せたいのか、どちらも中途半端。トップダウンでなく、ボトムアップで作ってしまい、出来上がったものはガタガタ…といった感がある。編集もテンポがすこぶる悪く、特に冒頭のトンネル内のくだりはイライラしっぱなしだった。本作の一番の功労者はCGスタッフではないか。[良:1票]