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<ネタバレ>まずはマリオン・コティヤールの女優魂に脱帽! 美貌をかなぐり捨ててエディット・ピアフになりきった彼女の演技は見ごたえ十分!!でアカデミー賞も納得よね。 47歳で亡くなったフランスの国民的歌手のお話なわけだけど…こういう類稀な才能を持った人ってどうしてこうも不幸で破滅的な人生を歩むのかしらね? 53歳で亡くなった伝説のオペラ歌手マリア・カラスしかり、ついこの間48歳で亡くなったアメリカの歌姫ホイットニー・ヒューストンしかり。 音楽に限らずだけど、なにかの才能が傑出した「天才」ってのは、もれなくどこかが大きく欠けてるっていうか、私生活は必ず不幸っていうか…。 逆に言えばそれこそが「天才」の証なのかしら? 数々の不運・不幸に見舞われるエディット・ピアフの姿は本当に痛々しかったけど、それを昇華したからこそ彼女の歌は聞く人の胸にズッシリ響くんだろうしね…皮肉な話だけど。 …この映画を見てアタシはエディット・ピアフの歌をもっとちゃんと心して聞いてみようと思ったわ。