オゾン監督の、ひさしぶりにシンプルにメジャーっぽい造りになっ .. >(続きを読む)
オゾン監督の、ひさしぶりにシンプルにメジャーっぽい造りになっていて、気楽に楽しめる作品。
何よりも、オデット役のイザベル・ユペールの、ヒステリックで大袈裟な感じの演技に魅せられた。このオデットの解釈は、イザベル自身のものらしいが、これがなければ、オゾン監督の他の作品のように内省的過ぎて凡庸な人々には凡庸にしかみえない作品にしあがったであろう。
それにしても、ピアニストのエリカから、このオデットまで演じるというのは、驚嘆の限りだ。