「不気味の谷(壁)」という言葉があります。CGや人形などを生 .. >(続きを読む)
「不気味の谷(壁)」という言葉があります。CGや人形などを生身の人間に似せれば似せるほどかえってその微妙な違いが際立ってしまい、人はそれを不気味に感じてしまうという現象です。この映画の最大の失敗はまさに「不気味の谷」に嵌ってしまったことにあると思います。とにかくキャラクターが皆表情に乏しく気持ち悪い。動きはモーションキャプチャーしているのだが、それでもぎこちない。CG技術的には髪の毛や衣服の表現など、画期的なものもあるのですが、いかんせん、蝋人形のような子供たちには感情移入出来ませんでした。実写でやるか、もっとデフォルメしたキャラクターで映像化した方が良かったと思いますね。物語はそこそこ面白かったのに残念です。