<ネタバレ>色彩の無い世界に真実を捻じ曲げて伝える全体主義国家の陰鬱さが .. >(続きを読む)
<ネタバレ>色彩の無い世界に真実を捻じ曲げて伝える全体主義国家の陰鬱さが映える。
よくもこんな事考え付いたと言えるネズミ籠を使った拷問シーンは鑑賞歴中最悪のもので、痛めつけられるジョン・ハートの渾身の演技以上に痛めつけるリチャード・バートンの淡々とした面持ちに息を呑む。
2+2=5
思想統制の恐ろしさが骨身に沁みるこの先忘れる事のないであろう物凄い対決シーンであり、ジョン・ハートは本作でこそ意志を曲げず壮絶な最期を遂げて欲しかったのに屈服して抜け殻になった姿が悔しくてたまらなかった。