てっきり同名の監督の作品かと思いきや、本当にあのマイケル・ム .. >(続きを読む)
てっきり同名の監督の作品かと思いきや、本当にあのマイケル・ムーアの作品。冷戦終結後の平和なアメリカが、人気取りのために仮想敵国としてカナダを挑発する、という設定はあまりにも秀逸で、それだけで一本の映画を作るに十分すぎる素晴らしい設定で、上手く料理すればカルト的な人気を誇る映画になり得たんだが、残念ながら設定が良すぎたのか内容がそれに追いつかず、シニカルもブラックも中途半端で、最初は勢いがあったんだが、後半になればなるほと映画のエネルギーが落ちて行ってしまった。マイケル・ムーアが監督で主演がジョン・キャンディーなのだから、さぞや暑苦しい現場だったと思われる。