初めのうちはテンポの良さに引き込まれそうになったが、なんのこ .. >(続きを読む)
初めのうちはテンポの良さに引き込まれそうになったが、なんのことはない、構成力がないから一見テンポが良さげに見えていただけ。いくつかの話をテキトーにぶつ切って、それをバラバラにして繋ぎ合わせているだけで、群像劇の楽しみである、まったく違った話が一つに繋がった瞬間の、上手い!と膝を打たせるような瞬間がまったくない。最後のほうなどはヤケクソで、どこかで観たことのあるラブストーリーのラストだけをパクってひたすら連発で、もういいよ、と胸焼けがして、リチャード・カーティスでは、残念ながらロバート・アルトマンの足元にも及ばない。ポルノ男優とポルノ女優の話だけ面白かった。