企画モノとしてはそれなりの物珍しさはあったけど、観る前に宣伝 .. >(続きを読む)[良:1票]
企画モノとしてはそれなりの物珍しさはあったけど、観る前に宣伝などから想像していたのとほとんど変わらない内容で、良くも悪くも誰の期待も裏切らないような映画だった。機関銃の乱射シーンとか、深作だな~っと楽しめるカットがピンポイントであるんだけど、全体としては「・・・・」という感想。でも映像である以上、良いカットがいくら並んでいても上手につながっていなければダメ。ネタとしてはおもしろい設定だけに、もっとスゴく出来たんじゃない?という不完全燃焼気味の後味。こういう作品は登場人物のキャラクターに入れ込むしかないと思うが、山本太郎は多少のいかにも感はあるけどそれなりに印象的で良かったと思う。大のオトナにとっては、何かを考えさせられるとかそういう作品ではないのだが、若い人にはまた違った感想があるんだろうな、という気はする。でもさ、大人になってみると、わざわざこんな状況を設定しなくたって人間は充分殺し合っているじゃない?とコボしたくなるワケですよ。「何故、人を殺してはいけないの?」という質問が流行ったが、一つの答えにはなってると思う。人を殺していい世界では、自分が殺されるのもまたアリだってことだ。[良:1票]