この手の映画ってわりと長尺にもかかわらずちゃんと楽しく最後ま .. >(続きを読む)
この手の映画ってわりと長尺にもかかわらずちゃんと楽しく最後まで観られるように出来ていて当たり外れが少ないように思うのですが、中でも比較的宗教色が薄くスペクタクルに特化した作品として扱われ方は地味ですが私は「ベン・ハー」よりこちらの方が好きです。たぶん聖書にあまり詳しくなくても楽しめるせいだと思いますが、あまりにも宗教色が強いとどうしても途中で辛くなる部分があったりするけどこれは「おおーっ」とか言ってるだけで楽しめました。たぶん我々の孫の世代はシュワルツェネッガーの映画を観てこんな風に感じるんじゃないかな?と思います。私は世間一般の評価に比べて「グラディエイター」の印象が比較的薄いんですが、たぶん無意識のうちにこれと比べていたんじゃないのかな?という気もします。映像的に古いというのはもはやどうしようもないことですが、圧倒的なスケール感というかエキストラ1000人とか平気で連れて来ちゃう機動力がこの時代の大作にはありますので、そういう部分はCGで何万人見せられるよりやっぱり満足感があるような気もします。まあ当時の人たちに「グラディエイター」を見せたら、やっぱり何万人の方が凄いと言うでしょうけど。古い=有難い、とは私自身はあんまり思わない方ですが、この手のスペクタクルを作らせたらこの時代の作品はやっぱり賭けてるものが段違いでしょう。本気を感じるというか、そういう情熱って観ていて伝わって来るものだと思います。