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<ネタバレ>いやーおもしろかったー。おもしろかったー。おもしろかったー。もちろん「おもしろい」以外のなーんにもないんだけど、さすがローランド・エメリッヒ、迫力に特化した映像づくりにかけては目下、トップブランドと言えますね。何はなくてもこのテの作品ならローランド・エメリッヒ。もちろんローランド・エメリッヒと言えばこのテの作品。とにかくもうお家芸的なド迫力のドデカスケール、しかも今回は宇宙人が来たとか隕石が来たとかいう言い訳を省いて、「こうなってしまった」でゴリ押ししているところが潔いです。さらにこのテの作品にありがちな「アメリカが世界を救う」パターンが一掃されたというか、完全にそれどころじゃなくなってしまってアメリカが助かるだけでいっぱいいっぱいなところに好感度大です。しかもこの監督、ドイツ人の癖にアメリカでは絶対に爆笑の嵐を生んだであろう相当にキツめなギャグも山ほど盛り込むことを忘れませんでした。笑えます。さりげなく、というレベルじゃなく完全にアメリカの移民対策を嘲笑った国境線ギャグを筆頭に、全編に散りばめられた黒めなギャグにお腹いっぱい笑いました。よくよく考えたらID4で地球を救ってたのはデニス・クエイドの実兄じゃん。というのもひそかにネタなのかと思い感心しました。関係ないけどデニス・クエイドって離婚してから当たりが多いですね。ジェイク・ギレンホールはオイシすぎです。イアン・ホルムは老けました。花を一人で背負って立つエミー・ロッサムも輝いています。何故か犬を連れたホームレスが重要なアイテムなのはエメリッヒ監督のNY像なんでしょうか。迫力以外なーんもない完全無欠の娯楽作品ですが、こういうの大好きな私はうっかり2回観て来て大満足です。観るなら劇場で、が鉄則ですね。 難を言えば音楽が少し暗かったかな。(コメディにしては。)>【放浪紳士チャーリー】様、いかにもアタシは70年代パニックスペクタクル世代でございます。[笑:3票]