独特な雰囲気が漂うストーリー設定。舞台演劇を思わせるような作 .. >(続きを読む)
独特な雰囲気が漂うストーリー設定。舞台演劇を思わせるような作品です。
場面はアパートの一室のみで、下手をするとチンケなものになりがちながら、そこで繰り広げられる常軌を逸した物語を題材とした群像劇は見る者を引きつける魅力がある。
少しサイコちっくな学生2人が主人公で、遊び半分(研究?)で同級生を殺すというとんでも無い展開。しかも、死体を大きな箱に入れてテーブル代わりにし、被害者の父親など関係の深い人物を招待してパーティーを開くというもの凄い感覚。個人的には「サイコ」と肩を並べる程好きな作品です。
カメラワーク、演出が巧みでないと面白くもなんともない作品を、ここまで魅せるヒッチコックの技量には驚嘆させられる。