役者にネームバリューが有るか無いかで作品のレベルを判断する人 .. >(続きを読む)
役者にネームバリューが有るか無いかで作品のレベルを判断する人がいるのには唖然とする。この作品のタイトルも「シュワルツェネッガー/プレデター」となっています。なんで役者名がタイトルに入っているのだろう・・・。シュワちゃーん、シュワちゃーんですか、呆れるね。
この作品はテンポが異常なまでに早く、上映時間も短めです。これで退屈とか言ってる人は映画を見るべきではないでしょう。ベトナム戦争の映画に見られるようなジャングルの設定は、見えない敵を語る上ではうってつけの舞台です。人間(知性が高い猿)が鹿(知性の低い動物)を楽しんで殺す(狩り)のと同じように、プレデターは人間を刈狩って楽しみます。この妙味に気が付かない人が可哀想。遊び感覚でシュワをいたぶり、結局しっぺ返しを食らうところなどは、有る意味調子に乗りすぎている人間への警告かもね。
まぁ、ウルトラマン等の馬鹿ヒーローの戦闘ものが好きな人には納得がいかないバトルなのかも知れませんが・・・。
特殊効果も面白い。プレデターは明細光学のような技術を駆使して姿が見えにくくなりますが、あのミラーのような見せ方は確かにジャングルだと気が付きにくい。程良い見えにくさがgoodです。本当に何も見えなかったら面白くも何ともない。
プレデターの不細工な顔も気持ち悪いぐらいリアル。クリーチャーとCG(コンピューター処理)を上手く合わせて使っているのでリアリティーが有ります。
爆発シーンや銃撃シーンの迫力は凄まじい。CGが今ほど発達していない時代、下手にCGを使いまくっていないのが良いのかも知れない。