いやぁ驚いた。何が驚いたって?映像技術以上のものに・・・。 .. >(続きを読む)
いやぁ驚いた。何が驚いたって?映像技術以上のものに・・・。
確かにこの作品の最大の特徴でもある長回しの手法は
目を瞠る程のライブ感溢れる映像RUSHに帰結して正直腰を抜かされるが、
子供が生まれなくなったという恐怖感を煽りながら
十重二十重にも厚いオブラートに包まれたかの如く
主人公が神話的に放浪しながら最後の楽園に辿り着くという
見えにくいテーマの奥底に内包された尊大な宗教観が見えた時
『あぁ・・またか。。』という諦観と共に堪らなく嫌気が差す。
さすがは12世紀から800年以上も宗教戦争を繰り広げて来た国家である。
映画の中にまで宗教的プロパガンダを持ち込むなと声を大にして言いたい。
映像技術的には10点であろうが、テーマ的に最も嫌いなジャンルとして
『いろんな人に警告したい映画』の基に2点とする。