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この作品は妻夫木とSAYAKAを観たいだけで劇場に足を運んだファンの
期待を見事に裏切る作品だ。
全体のストーリーの流れが原作を忠実に(微妙にアレンジしつつ)再現しながら
何の説明も無しに進行するので未見者には到底理解の及ぶところではないだろう。
各役者の演技は皆さんが述べられている通りだが要約すると
妻夫木=熱演・山田=怪演・SAYAKA=う~んどうでもいいやヽ(´・`)ノ
と言った感じか?
まぁ何にせよ望月峯太郎の原作もストーリーがホラーではなく
キャラクターの絵自体がホラーなところがあったから
ノブオの妖しい雰囲気なんかには結構評価してたんだけど
藤木の仁村は正直アレンジし過ぎで原作の冷酷・冷血なイメージが
イケメンのニヒルなキャラではいまいち恐怖感が伝わらない。
それと原作を下地にした映画ならば原作通りに再現するのも一つの手なんだけど
この作品に限っては原作通りの終わり方しちゃマズイでしょ。
(読んでる人なら分かるよね?あのグダグだな終わり方。
こらぁ原作者!風呂敷広げ過ぎで中途半端な終わり方にすんなよ!!)
映画というのは興行であって原作未見者も元より
一般大衆をターゲットに製作する訳だから(その為の有名若手俳優の配役)
何らかのアレンジを施すべきだ。
つまるところ、落としどころを勘違いした作品である。