<ネタバレ>地味におもしろいSFアクション大作です。
なにしろここまで .. >(続きを読む)
<ネタバレ>地味におもしろいSFアクション大作です。
なにしろここまでのターミネーター史上最高の製作費なんですから、間違いなく大作です。
この映画の問題点は一つだけ。
「これってターミネーターじゃなくてよくね?」ってとこです。
今回の映画の主役であるマーカスライトはなかなかイケてて主役を張るに十分だし、今までのターミネータにはない地味で暗めのまじめなお話しも決して悪くはありません。
しかしやっぱりだからこそ思うのです。
「別にこの映画、ターミネーターじゃなくてよくね?」
僕はほとんど情報を持たずに試写会で観たわけですが、映画を観ながらほとんどの観客はどこかで州知事がドーンと出てくるのを期待してたと思います。
クライマックスあたりにサプライズでバーンと出てきておいしいとこを持っていくんじゃね?
どうしてもそう思いながら客は観てしまうのです。
それはこれが「ターミネーター」シリーズだからです。
その看板を背負ってしまった以上、客がそう期待しながら観てしまうのは避けようがありません。
そしてそれは結局この映画の悲劇、背負いきれない看板を背負ってしまった4代目の悲劇です。
アメリカでも日本でも興行成績はパッとしなかったし評判もいまいちだったそうですが、そりゃしょうがないですよね…
ターミネーターの看板がなければそこそこの映画だと評価されたんじゃないでしょうか?たぶん。