こいつのレビューを書かないと「好みの近いレビュワーからのおす .. >(続きを読む)[良:1票]
こいつのレビューを書かないと「好みの近いレビュワーからのおすすめ一覧」から消えてくれないので、めっちゃ今更ですが…
過不足のないよくできた娯楽大作映画…だと個人的には思っていたのですが、ここのレビューを見ると意外と否定派がいるんだな、と。
それらのレビューを読んで思ったんですが、確かにこの映画は「タイタニックの沈没」という大スぺクペタルを描きながら、群像劇ではなくその焦点をよくわからない2人の恋愛にフォーカスしちゃってるんですよね。
「2人の出会いと悲恋を描いた映画。で、その舞台としてタイタニック沈没が使われている」みたいになっちゃってるわけです。
そんな構成なのでラブロマンス物があまり好きではない人や、この2人が好きになれない人にとっては「そうじゃないだろ」「観たかったのと違う」「タイタニック沈没がメインなんとちゃうんかい?」という事になっちゃうんだな、と妙に納得したわけです。
とはいえ、個人的には先に書いた通り過不足のないよくできた娯楽大作映画ですし、ひょっとしたらすべての映画の中で最も広くマネされる有名な例のシーンがある事ひとつをとってみても、この映画が名画として確固たる地位を築いている事は否定できないのではないでしょうか?
そもそも映画というのは、(だいたいの場合)観客が感情移入するためのキャラクタを置くわけで(一般にそれを主人公というわけですが)、この2人にフォーカスして話を描く事は(その2人への好き嫌いはさておき)ごく自然な手法ですしね。[良:1票]