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<ネタバレ>同時期の「ホワイトハウスダウン」と同テーマを描きながらこれだけ映画としての味が違うっていうのは面白いものですね。「ダイハード」的娯楽映画のあちらと違って、こちらは「ユーモアセンスを排除した沈黙シリーズ」といった趣の映画。スーパーマンが一人でテロリストと戦う…というタイプの映画はだいたい劇中にユーモア要素も多少は取り込み、映画を観てる人の肩の力を抜いてくるわけですが、この映画はそんな要素が0。ずっと「ガチ」。見事なまでに殺す殺す。いやぁ…少し疲れます。でもどうせこういう映画をやるならこれくらい派手にバンバン殺しちゃっていいんじゃないでしょうか。こちらの大統領はアゴ。ロサンジェルス決戦では軍曹だったのにずいぶん偉くなったものです。ジャックライアンも真っ青の出世…あぁ同じシリーズじゃなくて別人なわけですね。
北朝鮮によるテロっていうのは今っぽくていい感じ。世界を代表するテロ国歌ですが、あまりハリウッドで扱われる事のない国でしたからね。てかアメリカ人にとっては実害もないし興味すらない国だから映画でとりあげる事もなかったわけでしょうが。
極めて映画的な作りのホワイトハウスダウンと比べて、シンプルでガチなホワイトハウス占拠物映画としてこれはこれでアリだと個人的には思います。そして最後のアメリカ万歳感でこれがハリウッド映画である事を痛感させてくれるところもお約束です。[良:1票]