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<ネタバレ>この映画には見せ場が各所に散りばめられているように見えて、クライマックスというものが無い。ヘリから岩に飛び移るシーンでの意味の無いアクション。明らかに爆発させたい意図で持たせたニトロ。そして案の定、爆発&皆ピンチ。救出に行っているのにもかかわらず自ら2次災害を引き起こす優秀な?雪山登山家たち。最終的妹を救出したのは良いが、その後いきなり妹が病院のベッドの上のシーン。意識すら朦朧とする妹1人を連れてたった2人でどうやって下山したのかが甚だ疑問。むしろ登るよりも下山する方が難しいはず。途中でジャンプしてきたあの谷は一体どうしたんすか…?そんな無粋なことを言っても始まらないのだが、一番の問題はこの映画はいわゆるコミックであって、本当に人間が感じるであろうスリルってものを感じないところ。派手なアクションも結構なのだが、余りにも現実離れし過ぎているのでこの人たちは一体何が可能で何が不可能なのかが分からない。この映画では人間の限界が分からないから、無理かもしれないという難関を乗り越える時のスリルが全く無い。雪山で全力疾走して崖に飛びつくようなアクションが出来るんだったら、最後のシーンのように1つのロープに4人がぶら下がる状況だって何とかできちゃうんじゃないの?思ってしまう。だから彼らが死んでしまうのも納得がいかない。長々と批判しちゃって、この映画が好きな人には悪いな~とは思うんだけど、率直な感想を言わしてもらった。