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<ネタバレ>この映画の最大の面白さは、演出だと思います。色の使い方、効果音の盛り上げ方・・大好きな作品で、DVD化してほしい一品。見終わったあと、繰り返し見たい、保存用にしたい。なぜ満点ではないのか・・ちょっと濃い。それと、脚本に曖昧なところがある。ケビン・スペイシーがジャックレモンの嘘に気づく、クライマックスのオチに説得力が欠ける。何度見てもこの場面は、ようわからんまとめかただと思う。
けど、アラン・アーキンのぶっとぼけぶりと、絶対いそうなエド・ハリスのコンビのやり取りは、私的には、パルプフィクションの、トラボルタ&サミュエルコンビを髣髴とさせ、かなり好きだ。ケベン・スペイシーの、お前が嫌いだからとジャック・レモンに言う嫌味な演技、私も相当ジャック・レモンの哀れな役に嫌気がさし、(同感、けどそれ以上にあんたのほうが)と思わせたさすが!アル・パチーノはやっぱり、なごやかなラストが好き。
とにかくみんな怒ってます。パチーノの客は情けない役でしたが、未来世紀ブラジルの主役だった・・タランティーノがお好きな方にお勧め。