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<ネタバレ>ジャッキー・アール・ヘイリーって、あの『がんばれ!ベアーズ』のケリー? マジで? って、それだけがこの映画を見たことの動機。近年のアメコミ映画に冷たい私ですし見る気もなかったんですけどね。後半になって素顔が出てきて、ああ『特訓中』の頃の、なんかおっさん顔になったケリーのまんまだ、って。さて、映画の方は、普通に評価すりゃ4点ってとこですが、これまでオタクなりに生きてきた私として、半端な評価をするべきではないと思いました。オタクのフェティズムを自虐的に描いてみせた(この映画のタテマエの部分なんざ、『Mr.インクレディブル』と『ミステリー・メン』見てりゃ十分事足ります)悪趣味な映画。「結局お前らこういうのが好きなんだろ?」って? やめてくれ、自分はそっち側のオタクじゃねえよ。ヒーローを「殺す」のならばオタク同士のオナニーショーでやっててくれ。世界を巻き込むな。これまでオタクを看板にぶら下げて生きている以上、同類が自爆テロを起こしたこの映画を全否定する事こそが自分のあり方なのだな、と思います。この映画を世にタレ流したクソオタどもに対して、ある意味敬意を表して栄えある0点を。