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<ネタバレ>大都会には煌く光の数だけ人がいて、その数だけの様々な生活、想い、夢で溢れ返っているのに、それぞれはまったく別の方向を向いていて。もしかして自分は誰の生活にも想いにも交わることができなくて、かなうはずのない夢でもはや自分を慰めるだけ?夜の大都会、そんな孤独や失望そして見せかけの夢と共に殺し屋を運ぶTAXIの運転手、というストーリーは美しいL.Aの夜景とセンスのいい音楽が効果的に盛り上げてくれて、いい雰囲気ではあった。ただ、殺し屋の言い分もありがちだしキレ具合がイマイチ。トムさんの銀髪スタイル以上にとりたてて目新しいものはなかったな。よくしゃべる殺し屋さんだったので、非情というよりある種の憎めない人間臭さをだしたかったのかしら。ま、トムさんが演じるわけですからね。それからあのクラブでのやたら強すぎる乱闘はちょっと出来過ぎ。ただ銃で撃ちまくるくらいにするとか。でも、さすがに後半のターゲットを追い詰めるヴィンセント、なんとか阻止しようとするマックス、というシーンはなかなかのものでした。