<ネタバレ>これは個人的には同監督のシックスセンスよりも好きでしたね .. >(続きを読む)
<ネタバレ>これは個人的には同監督のシックスセンスよりも好きでしたね〜っ!オチは特別これといって無いんだけど、それでも見た後に残る「森に対する神秘性、恐怖感」などを上手く表現できてると思います。◆そもそも「ブレアウィッチ」しかり…”森”というモノに対する「神秘性、ミステリアスさ、妖精がいる(笑)、恐怖感」などは、文化の違う私たち日本人には理解しがたいモノがありますが、それを差し引いても、導入部から興味を引く展開、隠された秘密、盲目の女性の献身的な愛、などなど…優秀な脚本によるストーリー展開だと思いました。●一番良かったのは、賛否両論あると思いますが、なるほどね〜っという特別に「オチ」と言われる部分を作らなかった事。この映画の良さは、それに尽きると思いますっ!!!オチが無かったからこそ、この映画全編に流れる「森をテーマとした神秘的な要素」を失わずにエンディングまで見る事が出来る。●もし「オチ」を作ったとしたら、スティーブンキングの訳の分からないクリーチャー物になってた可能性大(爆)。”変なオチがなかったらいいなぁ”という思いで見てた私の気持ちのままに終わってくれたので、非常にその部分は良かったですね。●見終わった後に、予告編を見たのですが、あれでは確かに「何かを期待」してしまいますよね〜。その妙な期待をかき立てる予告編も含め、そういう風な宣伝をしないと儲けられない、と考えた配給会社の思惑に対してマイナス3点(笑)。 ◆<<追記2005/11/16>>この映画では、一人の障害者が出てきますね。で、その彼は、人を刺し、最後には死んでしまいますね。●その時、皆さんはどういう感情を持ったでしょうか?私はハッキリ言って、スカッとしました。何故あの化け物になりすますのが、障害者の彼じゃなくてはいけなかったんでしょうか?監督自身が観客に「そう思わせるように」作ってるとしか思えません。●じゃあ、そういう我々の「知的障害者に対する侮蔑的な気持ち」を諭すような意味合いを持たせたかったのか?もしそうだとしたら逆にそこには「監督(制作者サイド)自身の知的障害者に対する侮蔑」が見え隠れしているように思える。「あの彼が死んで、あなたはどう思いましたか?いい気分ではないですか?」と。精神薄弱者に対して我々が抱く気持ちをもう一度考えさせるような。●2回目の鑑賞で、その部分がどうもひっかりました。