多種多様なキャストを動員して、くだらない小ネタとドタバタを描 .. >(続きを読む)
多種多様なキャストを動員して、くだらない小ネタとドタバタを描いた映画。贅沢といえば贅沢で、無駄といえば無駄ななんとも説明しづらい作品。正月ボケの頭で見るには丁度良い映画と思いますけど、すべてが想定内でくどく脱線していくのは見ていて飽きる…。 また、わざわざ映画にするような内容でもないと思うのですが…。どちらかといえば全体が「東京的」な気質の笑いで占められていて、異質なコメディであると思います。インパクトある騒動があるわけでもなく、ごった煮状態でドロドロと展開していくこの雰囲気が楽しめる人には極上の映画なのかもしれません。 部屋の名前の説明とか不要と思えるシーンもあるし、ホテルマンがお客様をお客さんと呼ぶのも違和感を感じる。筆耕さんとかリネンさんとかホテルの裏側をいっぱい見せてくれるあたりはこだわりを感じます。こういった点は楽しめました。 役者では料飲部長を演じる生瀬氏がとくに良かったかな。ああいう人、います(笑)。撮影が全体的に“眠い”く平坦なので、撮影や照明のほうでもう少しメリハリがついていればさらに良かったと思います。