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<ネタバレ>ブラックホーク・ダウンとカブる。主観排除で徹底してリアリティを追及し、臨場感と勢いだけで観客をグイグイ引っ張っていく。これは並の監督ではできない演出力です。生存者ゼロ(といわれてる)の機内のことはハナから期待していなかったのですが、演出力で完敗状態でした。ただ、やっぱりケータイが上空でかかるというのはやっぱり白ける。遺族が主張してるから入れざるを得なかったのかな?個人的にはハイジャックされて“から”ではなく、ハイジャックされる“前”の管制塔のやりとりだけで満点を上げたいと思った。管制塔のモニターと名もなき俳優たち(その場にいた人たちも演じていたとか)が見せる、“あのとき”は何物にも代えがたきドキュメンタリーシーンであっただろうから。もう一回観にいったら、もしかしたら満点になるかも。今年ナンバー1候補の良作。 ※画面酔いしやすい人はご用心。後半の機内シーンはブレまくりです。