<ネタバレ>「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」や「マジンガーZ対デビル .. >(続きを読む)
<ネタバレ>「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」や「マジンガーZ対デビルマン」、それに東映ではないが最近では「ルパン三世VS名探偵コナン」といったようにアニメや特撮ヒーローものでは時々作品の垣根を越えたコラボレーション作品が製作されることがあるが、中島貞夫監督の本作は東映の2大シリーズである若山富三郎主演の「極道」と菅原文太と川地民夫主演の「まむしの兄弟」のコラボ企画。「マジンガーZ対デビルマン」の翌年の作品ということで、アニメだけではなく、自社の人気映画シリーズどうしの共演作も作ってしまうのがいかにも東映らしいところだと感じる。双方のシリーズを一本も見たことがないのでどうかなと思っていたが、ストーリーは結構しっかりしていてシリーズを知らなくてもそこそこ楽しめたし、若山富三郎の喜劇俳優ぶりも見ていて楽しい。しかし、かたちとしては「極道」シリーズに「まむしの兄弟」シリーズの主人公二人がゲストで登場という体裁のためか、イマイチ「まむしの兄弟」の魅力が伝わってこず、逆に若山富三郎と菅原文太、川地民夫の格の違いを見ているようで、なかなか両者対等にとはいかないなと感じる部分もあったのが本当のところだ。でも、この二つのシリーズに興味がわいたことは確か。