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<ネタバレ>カンヌ国際映画祭の企画で世界的に知られた35人の映画監督たちが製作したオムニバスの中の一本。田舎の映画館に映画を見に来た男(モロ師岡)が相次ぐ上映中のトラブルに見舞われるという話で、途中でフィルムが切れたり、燃えはじめてしまうところはおもしろおかしく描写されてはいるが、実際に昔はこういうことがよくあったのだろうと思うし、田舎にポツンとあるような映画館ではひょっとしたら今でもまれにあるかも。僕自身は映画館での上映中のそういったトラブルに遭遇したことがないし、今後も遭遇する確率は低いだろう。でも一回ぐらいはこういうトラブルに遭遇してみたい気持ちもないではない、というのは冗談。(でもここ数年映画館にまったく行っていないなあ。)この作品自体は3分間しかないのであまり書くこともないのだが、上映されていた映画が個人的にたけしの映画の中ではいちばん好きな「キッズ・リターン」だったのが嬉しく、映写される断片的な映像を見ながら、また久しぶりに見たくなった。「キッズ・リターン」はたけしのバイク事故後、初の監督作品ということなので、たけし自身にとっても自作の中では思い入れの強い映画なのだろう。[良:1票]