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<ネタバレ>先週見た「ゼロ・ファイター 大空戦」からの流れで今週も東宝の零戦題材の戦争映画を見る。「日本のいちばん長い日」から始まる「東宝8・15シリーズ」の一本で出演者もなかなか豪華な大作だが、そのほとんどが顔見世的出演に終わっており、中でもトップクレジットである加山雄三は登場後すぐに(10分ほどで!)死んでしまう役で、「ゼロ・ファイター 大空戦」を見た直後だけになんじゃこりゃという感じがした。(ちなみに佐藤允も1シーン出てる。)空中戦シーンは見ごたえある(特技監督は川北紘一。ゴジラ映画以外で初めて名前を見たような気がする。)が、「連合艦隊」でもあった特撮シーンの過去作品からの使い回しっぽい映像があるのは少々残念。それでも「連合艦隊」は脚本がなかなか良く、大味ながらドラマとしても見ごたえのある映画だったが、本作はドラマ部分がつまらない上に主役三人の演技も下手なので本当に空中戦の特撮くらいしか見るところがない感じで見ていて退屈。またこれで二時間を超えてるので少々長く感じる。同じ舛田利雄監督の零戦を題材にした戦争映画ならば本作とは方向性が違うような気がするが「零戦黒雲一家」のほうが面白かったかな。そういえば主題歌と挿入歌を日活時代に舛田監督とよく組んでいた裕次郎が歌っているのだが、裕次郎本人が出演しないで主題歌や挿入歌だけ担当してる映画ってのは珍しいような。