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<ネタバレ>JACの結成20周年を記念して深作欣二監督の監修のもと、千葉真一が自ら監督を手がけたアクション映画で、マタギと人食い熊との戦いを描いた作品。見る前はつまらないだろうなと思っていたが、俳優の監督デビュー作にしてはそこそこといった感じでそんなに悪くないし、サスペンスとしての盛り上げ方も思ったより良かった。しかし、最初はリアルに見えた熊が最後のほうではもろに着ぐるみ丸出しで、クライマックスの熊との戦いはけっこう緊迫感が感じられるものになっているのにそこが気になってしまった。千葉真一は俳優としては出演しておらず、演出に専念しているが、これには話題作りのための監督業でないことが感じられた。(JACの映画だったら、菅原文太演じるマタギのリーダーを千葉真一が演じていてもおかしくはないのに。)主演の真田広之は音楽監督と主題歌の作詞・作曲も担当しているが、この映画のしばらく前にJACを退団しているので、本作は彼の置き土産的な映画でもあるのだろう。