<ネタバレ>前後編2部作構成の「SPEC」完結編第一部。もともと一話完結 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>前後編2部作構成の「SPEC」完結編第一部。もともと一話完結作の予定で企画されていたが、話が一本で収まりきれなくなったため、2部作になったということだが、冒頭からくどいと思えるほど回想シーンが多く、しかもそれがほとんど効果的でなく、はっきり言って尺を埋めるためとしか思えず、このせいで90分ちょっとしかないのにかなり間延びしてしまっていて、前後編になったのは実は興業上の都合だったのだろうとしか思えない。これだったら一本だけで完結しても良かったのではと思う。このシリーズはドラマの最初から見ているが、もはやストーリーについていく気は失せ、義務感で見たようなものなのだが、それでもあと一本見なければいけないと思うと苦痛に感じる。(一応見るけどね。)みどころらしきところもないに等しいのだが、「ケイゾク」時代からのほとんど唯一のレギュラーキャラである野々村光太郎係長(竜雷太)の殉職シーンは「ケイゾク」からずっと見ている身としてはこのシーンが本作ただ一つの見どころだったかもしれない。(後編で再登場してたらどうしよう。)でも、どうせ後編があるからという理由からかエンドロールが省略されていたのはいただけない。このせいで余韻に浸れないし、まるでインターミッションにでも入るように唐突に終わる(2部作同時上映じゃなかったよね。)のでDVDでノーカット版を見たのに民放テレビで放送された再編集版を見たような気分になってしまった。せめてエンドロールぐらい流してほしい。