<ネタバレ>「SPEC」シリーズ完結編となる二部作の後編。前編があまりに .. >(続きを読む)
<ネタバレ>「SPEC」シリーズ完結編となる二部作の後編。前編があまりにもアレな作品だったため、どうなることかと思っていたが、やっぱりなという感じは否めないものの、一応はちゃんと完結編として機能していたように思うし、広げた風呂敷はたためているのではと思う。でも2本に分けるよりも1本のほうがスマートになってよかったのではという感想は前編から変わらずだし、当麻(戸田恵梨香)のいないパラレルワールドのシーンで流れる音楽が当麻の父役として出演している佐野元春の楽曲というのはなんか違う気がした。中盤からの最終決戦のシーンも少し冗長に感じる。死んでしまった過去のSPECホルダーたちの再登場シーンはずっと見てるからかちょっと懐かしい感じ。しかし、連続ドラマをオンタイムで見たのは5年ほど前だが、それを今完結作となる本作を見ても「終わってしまった。」という感慨よりも「やっと終わった。」という安堵感のほうが強いのは、最初から最後まで「ケイゾク」の続編という体裁であったというだけで惰性で見ていたからかもと考えてしまう。でも、なんだかんだいいながらシリーズ最後まで見れたのは良かった。最後の最後、田島令子のセリフで「朝倉」と出てきたのは思わず「おおー」と思えた。